高校受験　中学校での内申対策には集団塾か個別塾か　どっち？

高校受験に向けて大きなウエイトを占めてくるのが中学校での内申点。

定期テスト、ノート点、授業・教科に対する意欲などを細かく点数化して出されるいわゆる成績表ですね。

成績を上げるために塾に通うご家庭は多いのではないでしょうか？

公立中学校からの高校受験において、集団塾と個別塾の両方に子供を通わせてみての経験と感想を記事にしました。

塾選びの参考にしてみてください。

通塾のタイミング　いつからがベスト？

公立中学に進学すると同時に通塾するお子様も少なくないのではないでしょうか？

中学生になると急激に忙しくなります。

部活も始まり、学校の授業も長くなり、定期テストも経験します。

夏場は日が長いので部活が終わる時間も伸び、帰宅するのが19時になんてなることも。

それからご飯を食べて塾に通い帰宅が21時。
ご飯を食べそびれ、塾からの帰宅後に食事になることもしばしばになります。

そんな生活リズムに一気に変わるのです。

今は小学校のうちから補習塾に通っているケースも少なくありませんから、そのまま引き続き通うこともあるでしょう。

・小学生の頃から引き続き
・中1の4月から
・中1の夏休み（夏期講習）から

そんなタイミングが多いように思えますが、小学生だったお子様が中学生活に慣れるだけでも大変なものです。

中１夏休みの夏期講習から塾通を始めていれば十分安心感はあるのではないでしょうか。

うちの場合は長女は中１夏休み。
次女は強情で中２になるまでは絶対に塾には行かないと言い張り、中2の夏休みからでした。

二人とも志望校を検討する中３の内申点はほぼ同じでしたが、それまでの過程はまったく違うものになりました。

通塾のタイミングは家庭での勉強の習慣がついているかどうかや理解度にもよります。

実際、中3の部活引退後の受験期から通塾するケースもありますが、少数派でしょう。

集団塾か個別塾か

中１から通塾していた長女は受験まで通して１つの集団塾のみでした。

長女の場合は小学校からまじめに毎日通信テキストをこなしていたため、基礎は出来上がっていましたし、特に困ったこともなかったため個別塾の必要性は感じませんでした。

勉強の習慣が全くなく、中２からの通塾の次女はというと、結論からいうと集団塾だけでは志望校には届かず中３の１０月から翌１月までの４カ月間を個別塾を併用しました。

公立高校を受験する際、滑り止めの私立高校を受験します。

もしも公立高校が不合格だった場合には３年間通うことになるのですから、通ってもいいなと思える高校を選ばなければなりませんよね。

私立高校は大体内申点の基準が設けてあり、基準に届かない場合は受験できません。

中３の夏時点になり内申点が上がらず焦った次女は個別塾の併用を申し入れてきたため、受験までの１０月から翌１月までの４カ月間を

・集団塾で国数英理社の５教科受講
・個別塾で苦手な英語のみ受講

という掛け持ちをすることになったのです。

個別塾には要望を伝える

要望は具体的に伝えた方がいいです。

・英語の成績を最後の内申がでる１２月までに３→４に上げる
・受験までに志望校の合格ラインまで持っていく
・期末テストで○○点以上

結果を出すために個別塾を利用したいと具体的に。

上記の要望は私が個別塾の入塾の面談の時に塾長に伝えた事柄です。

一番実力のあるスパルタな講師をつけてくれました。

個別塾の講師も色々です。

合う合わないもあるでしょうが、目的は成績を上げることでしたので至ってシンプルです。

同じ個別塾に学校の同じクラスのお友達がいましたが、その子の講師は大学生でした。

大学生が悪いということでは全くありませんが、その講師の場合は毎回宿題はなし。
とても緩かったようです。

うちの講師の方は毎回どっさりの宿題と教科書の暗唱、時間も超過することもありましたが、４カ月という短期間で見事こちらの要望通り結果を出してくださいました。

次女は正直勉強ができる方ではありませんでした。
特に英語が苦手。

しかし、最後の内申は英語が４になり、都道府県の模試で１００点をとるところまで伸びました。

次女の努力と根性もありますが、個別塾を利用した４カ月間と、あの講師の方のおかげだと思っています。

集団塾、個別塾の使い方

個別塾は苦手なところの補強、または目的達成のためという使い方がよいのでないでしょうか。

料金も集団塾より個別塾のほうが高額です。

私が使った個別塾の料金も、１教科週２回で４００００円/月を超えるくらいでした。

集団塾はたくさんの生徒の中で競い合うこともできますし、相対的に自分の立ち位置を見ることができます。

料金も個別塾よりはお安くなりますから、まずは集団塾を利用し、必要に応じて個別塾を使うのがベストだと思います。

比較するのではなく、いいとこどりをする。

賢明な選択だと思います。

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