年始に義母を訪ねた時、私たち家族に宣言されたことがありました。
「お父さん(数十年も昔に亡くなっている)とお墓を別にしてほしい」
さあ、どうしましょう。
あれ?義父の写真がない
義母は、義父が眠っている割と遠くのお墓参りを欠かしていません。
お仏壇にもいつも庭のお花は飾られており、お供えも欠かしません。
今年も年始の挨拶にお邪魔した際、いつも通りお線香をあげました。
ん?いつも通りじゃない。
義父の写真がない。
ずっと何十年も飾られていた写真が。
義母の宣言
あなたたち、絶対に私をお父さんと同じお墓にいれないでよ。
真剣です。
終活ノートにも書いておいたの。
もしも、入れたら死んでも恨むわよ。
それから、義父への恨みつらみというか(;’∀’)
別の墓がよい理由を約半日聞かされまして。
樹木葬でいいから別にしてほしい、という内容でした。
実は私は事前に聞かされていました。
しかし、嫁の一存では決められません。
実の息子二人に直接言って欲しいと、暫く保留していた話なのです。
家族の反応
息子である夫は複雑そうでした。
そりゃ~そうですよね。。
息子としては、墓参り、管理する墓は一つの方が楽ですから。
「死んだ後のことなんてどこでもよくない?」
「それでは、おばあちゃん(義母の母)が眠るお墓に入るのはどう?」
「墓参りするのに、同じ方がいいんだけどなあ。」
そして、孫である子供たちの反応は、
「お~、モラ!昭和って感じ」
「マジで。。」
「まあ、落ち着いて」
テレビドラマを観ているようでした。
感想
私は、したいようにしてあげるのがいいと思います。
一緒にしたら死んでも恨むわよ!と言われた以上、そうするしか。
そして、恨みや怒りって年を取ってからふつふつと再燃してくるものなんだなあと、
客観的に聞いていました。
そして何より、怒りで饒舌に話している義母のパワー。
80才を過ぎても、縁側でお茶を飲むおばあちゃんとはかけ離れている
エネルギッシュなその姿に、頼もしさを感じました。
うん、元気で何より。怒りのパワーって若さの源なのね。
そして今回のことで一番感じたこと。
死人に口なし
義父、何も弁解できず。。
少なくとも、夫よりは長生きしなくては。
これからお墓事情も自由になっていくのでしょうね。
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